教員養成目標（商学研究科）

　商学研究科では、経営、会計、金融、マーケティング・商業、貿易、経済などの幅広い視野と深い専門知識の修得に基づき、現代産業社会の経済活動に関わる諸問題について、みずから課題を発見し探究する深い学識と専門的調査研究能力を持つ人材養成を目指している。
世界の多くの国が市場経済化を進め、海外諸国との結びつきが多方面にわたり強く複雑になり、国内で考察される経済現象や企業活動なども理解が難しくなっている。このような状況を踏まえた上で、本研究科は、現代社会の諸課題に幅広い視野と深い専門知識を前提にして、中学校専修免許（社会）、高等学校専修免許（公民）の課程にふさわしい教員を養成する。

　商学研究科では、商業科の課程において設置されている教科内容をほぼすべてカバーしており、より高度な専門性を商業科の課程に設置される教科において発揮することが期待される。また、教科の専門性との関連性が強いだけではなく、その背後にある変化する海外の政治・経済情勢や制度、そして歴史などの知識や知見を得た上で、商業科の課程に必要な高度な専門知識の習得が行えるような幅広い科目が開講されている。したがって、本研究科は、現代社会の諸課題に幅広い視野と深い専門知識を前提にしながら、商業科の課程に必要な専門性の高い教育を教授することにより、高等学校専修免許（商業）の課程にふさわしい教員を養成する。