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カリキュラム・ポリシー(博物館学芸員課程)

編成・運営方針

 学芸員の主な業務としては、博物館資料に関して、その収集・整理、保管・保存、展示・活用、調査研究がある。そして主として展示を通じた教育普及活動がある。このような専門的職員である学芸員の基本的な素養を身に付けるために、『博物館法施行規則』(第1条)に基づき、必修科目として10科目19単位の履修を課す。また、学芸員としての幅広い基礎的学問知識を養うべく、文部科学省試験認定科目を加味して、人文科学および自然科学にわたる選択科目群を設け、この中から、3科目8単位以上かつ2系列以上にわたる履修を課している。

知識・技能

 学芸員の基礎的な知識としては、必修科目すべてにわたる。そのなかで、まず博物館の歴史と役割を理解するために「博物館概論」がある。博物館の根幹を成す資料の収集・整理と保管・保存は、学芸員の主要な業務であるが、このために「博物館資料論」・「博物館資料保存論」が設けられている。
 また理論的な知識だけでは学芸員として務まらないために、資料の取り扱いをはじめ、博物館における学芸員の行動全般にわたる基礎的技能を経験するために「博物館実習Ⅰ・Ⅱ」がある。

思考力・判断力・表現力

 学芸員の思考力・判断力は、上記の知識・技能を通して養われ、すべての必修科目にわたって習得すべき力である。ここでは特に博物館は教育機関であることに鑑み、その使命を如何に実現し、また見学者との関係をはじめとする日々生じる問題にどのような態度で臨み判断を下していくのかを「博物館教育論」で学んでいく。
 また教育機関としての目的実現の方法は展示企画にあり、まさに表現力が問われるのであるが、その具体的な方法を学ぶ「博物館展示論」がある。そして展示企画には情報の収集力と発信力が重要であり、また日々の博物館活動を支えるための情報の提供と活用に関する基礎的能力を培うために「博物館情報メディア論」がある。


主体性・多様性・協働性

 学芸員として主体的に行動するためには、必修科目全般にわたる知識の習得が必要である。特に博物館は教育機関であることから、学校教育につながる面と生涯教育につながる面を有しており、学芸員は多様で幅広い人達と接することとなる。そのために先の「博物館教育論」と並んで「生涯学習概論」が必要になる。
 またこのように社会全体に向かって行動する博物館にあっては、館内の学芸及び管理部門のみならず、ミュージアムショップ・印刷・運搬・展示などの各種業者と協調して仕事をすることが求められる。このような博物館活動の形態を学ぶとともに、学芸員として倫理的行動規範に基づいた適切な管理・運営が行えるよう「博物館経営論」がある。